言ってる事はとても大切な事です。ルールは守るべき事。だからこそ、それを告知する側はもっと正しい内容を用いて伝えるべきです。
それなのに、しょっぱなの解説では
不法CB無線、不法パーソナル無線、そして、不法アマチュア無線(HAM)
と言った3括りにしています。そして、何より、画面に映っているのは、誰でも購入できる、凄まじい技術力を持つ一流メーカーが製造した機器なのです。販売されている機器をそのまま使った場合、そこで問題になる可能性は極めて低い。日本でHAM4級レベルの資格で試される内容って、正直、そこまで難しい内容ではないのです。確かに、仮にHAM機を免許なく使用すると、それは不法無線運用になります。これが宜しくない行為というのは異論が無い事でしょう。しかし、それをそのまま使用したからと言って、即、何らかに妨害を与えてしまうって思われてしまう説明は、ちょっと舌足らずであると思うのです。不法CB無線もそうです。こちらで使われるFCC規格の物を日本国で使用したからと言って、即、実質的問題となるようならば、FCC規格を定めた米国へとケンカ売っているとまで言える可能性があるのです。
何度も言いますが、不法無線は宜しくない、と言うのは異論ありませんよ。
私が言いたいのは、この動画の作り方なのです。そもそも日本の決まり事と言うのは、法律からして色々とおかしい部分があります。使用可能な無線機を所持しているだけで違法と言うのも、国家権力の濫用に近いものだと言えますし、…という部分を語ったところで、日本お得意の
「決まり事です」
で終わりますので無駄なので割愛。
つまり、免許を持っているからと言って、そういう方々が重要な通信に妨害を与えないとは限らないわけで、もっと言うと、電子回路の知識があるそういった方々の中には、必要な測定機材(スペアナ、オシロを含め)を所持していない方も多いのです。しかし、「ここをいじったらパワーアップする」って事の知識がある人の率が高いわけで、悪い事が出来る率の高い人達なわけです。逆に、そういった知識の無い無免許な人の中には、そういった知識を持ってなく、単に、友達と会話をする為だけにCB、HAMなどに手を出す場合もあるのです。どちらが安全か、と言うと、しっかりと作られ、機器基準を満たしているそういう機器を、無免許、有免許無関係に、そのまま使っている方のほうが、妨害などの観点からは安全とも言えます。
また、外国製の無線機を使用する事で、テレビに妨害を与えた事例がある、って事に対しても、説明不足です。例えば、日本の放送局が使用する周波数は、外国ではトランシーバーに使われている。よって、それをそのまま日本で使用する事で、周波数が同じである事からテレビに妨害を与えてしまう、と言った具合での説明が有っても良いと思うんです。それをせずに、いきなり、技適シールの話になってます。
熱が冷めないうちにもう一度言いますが、不法無線は宜しくない、と言うのは異論ありませんよ。
もう一度言いましょうか?
不法無線は宜しくない、と言うのは異論ありませんよ。
もう一つ、電波の波長の説明があるのに、どのような仕組みで妨害に至ったのかの説明が無さ過ぎです。
免許証が無くHAM機を購入し使ったら妨害を与える可能性がある
とも取れるような説明は、聊か不足に感じました。
もう一度言いますよ
不法無線は宜しくない、と言うのは異論ありませんよ。
コピペってラクです( ̄▽ ̄)。
ダメですよ~ルールを守りましょうね~、という事を説明するには、聊か色々と不足している気がしましたので、ちょっと記事にしてみました。
最後に、私は、不法無線は宜しくない、という表現を用いた事について、「ダメ」とは名言しないでおきます。理由は、皆さんでお考え下さい。
Englishで言うと、Bad Actではなく、No Good Actである、って感じです。