ラベル FM Radio の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル FM Radio の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

7/22/2017

かつてラジオ界に存在したOPTIMOD, Omnia

各プロセッサーについては以前に述べましたので今回は割愛します。

時代の流れと言うのは時として残酷である、と表する場合もありますが、AM, FMラジオ局、果てはTV局には、独自のサウンドシステムが導入されております。我が国の国営放送局ではOPTIMODシリーズの8700が導入され、最先端の音作りがされていますが、ここ最近は放送局ごとの音のチューニングは行われなくなってきています。2000年代後半までは、雇われての音響エンジニアが専属として存在しておりましたが、私の繋がりの中だけでも、その殆どが職を失っている、つまりは解雇扱いになりました。

放送局側の意向としましては、と言うか本音としましては

「音質に文句を言う人は現在では10000人に1人(全国で取得したアンケートより)。そんな部分にお金を掛けるのだったら、中身そのものにお金を掛ける事のほうが、よほど良い」

この発言は、国営放送ならば税金からの支出である事から、運営方針と国民の納得という意味では、今後の方針としての決定として認知されたわけです。更に民放局でも同様、各放送局の運営は非常に厳しい状況であります事は、私のようなボランティアを除いてはほぼ解雇になった、と言う話からも窺(うかが)い知れます。

では実際には音作りという物はどうなってしまうのか?

実はこれについて、OPTIMODの開発元の意向としては、過去に使用されて来た音質設定が独自に集計され、音質プリセットとして新しい機器に投入されて来た訳です。今後は、デフォルトプリセットで一本化させよう、と言う、実質的なアイデアが出されつつあります。

音響部分の導入、機器入れ替えについて今後は、放送局窓口のお姉様や、送信所の掃除をするクリーニングスタッフでも、たったの30分で出来てしまう簡単な構成になります。また、メンテナンスや機器の故障予知に至るまで、遠隔監視での作業が可能で、こちらも所定のソフトウェアで可能になっております。

唯一問題となるのが、クラシック音楽寄りの放送局。

これについても最初からClassicsと言うプリセットにて瞬時に最適化された音になり、最近ではHD Radioにも同時に対応するようになっていますので、音を全く知らない人でも、マニュアル通りに操作すればそこで作業完了。時間帯によってもプレセットを変更する事が可能ですのでね、遠隔で。

もう、音にコストを掛ける時代ではない

と言う事なのでしょう。中には今も尚拘っている放送局もありますが、今までの、少なくともアナログ・プロセッサーを使い続ける事は実際にはコストが掛かってしまう傾向になり(HD radioとの同期が難しい)、そのコスト捻出問題から果たして、アナログ機器を使い続ける、いや、使い続ける事が『可能な』放送局は一体どれほどの数があるのか、という疑問に対しては、「う~ん」と声を唸らすばかり。

実は、放送局ごとに音が微妙に違う、と言うのはあまり好ましく無いという見方をする人のほうが実際には多いのです。仮に砂漠地帯を放送エリアの大部分を占める放送局が、灼熱の砂漠にマッチした音作りをしているとしましても、果たしてそれが実際にそうであるという効果を生んだ験しが無いのです。あくまでそれは放送局が明示的に出している「拘り文句」にしか成って居ないわけです。

音圧戦争と言われた時代は終焉を迎え、これからは多少なりとも音質が劣化したとしても(HD radio)、内容で勝負しなければ生き残れないと言う時代に突入しているわけで、これはもう時代の流れである、と言えましょう。

「いやいや、一人でもその拘った音に好意を抱いている人を裏切っては成らないぞ!時代に流されないのもラジオには必要だ」

と言う人も実際にはアンケートでは聞こえていましたが、私から一つその方に向けて言いたいのは

「そういうあなた、今そのコメントをスマートフォンで投稿していますよね?時代の流れの中で生まれたスマートフォンで」

と言う。便利な物は独自にバンバン取り入れている割には、たかが放送局に「流されるな」と言うのも中々に滑稽だったりします。まあ勿論反論は有って然りですけど、やはり少数より多数での選択を取るのが放送局としての姿勢。勿論それは、その一人の意見をないがしろにしての結果ではないのです。下した方針などの結果は、必然であるわけですのでね。

私がこの話をプレスリリースとして聞いた時には、残念ではありましたが、それは単に私は聞く側であるわけで、実際に運営し、収益にならなければ意味が無い中では、不本意ながらに無視せざるをえないギークリーな拘りに過ぎないって事です。それでなくとも、ラジオ局そのものはもう不要である、って意見が増えてきている中では、音質が~、って声は真っ先に無視されるのは致し方ないって所なのでしょうね。なので、私個人がその決定や方針に対して、反論はしませんし、そもそも反論は不可能です。

と言うわけで

今まで世界中の放送局で盛り上げて下さった音響エンジニアの方々

決して表舞台には姿を見せない裏方だったと思いますが、お疲れ様でした。


って事を書きながら聞いている740KHzですが、先ほどから音楽の最中、ずーーっとマイク入ったままですので、直接スタジオに電話したら、私の電話の呼び出し音までオンエアしておるではないか!( ̄▽ ̄)


暑いのは分かりますが


音楽の最中に、次のニュース原稿の発声練習を垂れ流し、自分で噛みまくってご自分でツボってご自分で爆笑しないで頂きたいです!( ̄▽ ̄)


マクドナルドがスポンサーになっている番組で、音楽の最中に垂れ流される


「なあ、デニーズの**バーガー食いたいな。誰か買ってきてくれ」


ってのはマズいでしょうて!( ̄゜▽゜ ̄)




5/14/2017

災害時に強いAMラジオ、と言うのは都市伝説

災害時に強いとされているのはあくまで受信側視点なのです。もし、送信所がダメになった場合、小型で持ち運びすら余裕であるFMラジオのほうが、総合的に見ますと災害時には強い事になります。

AM放送の送信所とアンテナは、とにかく巨大で、持ち運びは不可能。

FM放送の送信所とアンテナは、小型で、一式をワゴン車に詰め込めるレベル。

尚且つ、例えば100kwの送信出力を持つ場合、AM放送の100kwと、FM放送の100kwでは、確実にFM放送に価値が出ます。まず飛距離。AM送信の場合、理想的なアンテナサイズは100mを超えます。方やFM放送の場合、大きくても2m程度のアンテナサイズでOK。更にサイズを大きくして10mくらいで設計した場合、アンテナ利得として輻射効率を上げる事さえ出来るバンドなのです。

もしAM放送の送信所が災害により破壊されてしまった場合を考えますと、簡単に持ち運べるレベルのFM送信のほうに緊急時の有効性が発揮されます。

しかも災害時に必要な飛距離と言っても、遠方にまで届くAMよりも、近場に届くFMで十分に足りるのです。

受信機の普及率としての問題も挙げられますが、現代においてはそれはほぼ無視して良いのです。1970年代頃ですと、まだFM放送受信機の普及率はそれほど高くはありませんでしょうが、現在ではそのような事はなく、寧ろ送信側では簡単に予備送信機器を備える事もできるFM放送に、緊急時、災害時の軍配が上がってしまいます。

そして、そのFM放送ですら、災害時の有用性が疑われています。そんな物を緊急時、災害時に死守するよりも、IPネットワークを死守するほうが、実際のところ大いに有効度が高いのです。それは、普段から身に着けている物として、モバイル端末が挙げられます。スマホ、ガラケーを含めて、そういった物が緊急時、災害時に使える事を守り抜くほうが、よっぽど良いのです。中にはFM放送受信機能を備えた端末もあるでしょうが、徹底はされていません。ただ、緊急時、災害時の放送そのものは必要でありますね。IPネットワークを通じてそれらの情報を受け取るわけですのでね。ですがその伝達方法として、AM放送やFM放送を最優先に死守する、という方向性には疑問を感じざるを得ない時代になってきています。

統計としまして、もし、地震や津波が発生し、家庭内の電力が失われた場合、あなたなら真っ先に何をするか?

その答えを統計しますと、そこにAMラジオ、FMラジオを聴く、という人と、スマホで情報収集する、という人、どちらが多いかを見てみますと、それが答えになります。

4/25/2017

コンプリミッターを作ろう(1)

放送局のシステムとして、このコンプリミッター(Compressor & Limiter)と言う装置は、送信装置の次に重要であり、用いていない放送局は皆無と言われるほどです(法律で明確に使用を前提とされている)。

どういう物かと言うと、よく言われるのが、音量を圧縮する装置。ところがこの言い方だと少々分かり辛いので、

最大音量100%としますと、当然、音量を上げれる限界も100%という事になります。しかし、特にトーク番組だと、人によってはやたらと声の小さい人が居たり、やたらと声のでかい人が居たりします。ミキサー卓で逐一それらを調整していては、到底追従できません。仮にそのような方法をとっていたとしても、突然大声で笑い出したりテンションMAXになったりした場合、急いで音量を下げる事は出来ても、冒頭の数秒程度は過剰音量状態になります。

そこで、

100%を超えるレベルの音が入ってきた場合、自動的に音量を下げ、又は、10%程度しか無いような小さい声をぶっちゃけこの100%近くにまで上げる、と言う動作をリアルタイムに行ってくれる装置がコンプリミッターです。

実際の放送局ではOmnia , Optimodなどの放送局用に設計された装置を使用しますが、今回考えるのはそういった本格的な物ではなく、限りなく簡単にしかも500円以下で作ってしまえないか、と言う部分を目指します(予定です)

※Omnia, Optimodは正しくは音響効果装置、エフェクターではなく、電波に音を乗せる変調器です!

【動作】

音量を自動的に制御するのが基本動作です。

100%という最大音量を超過させない制限の中で、出来るだけ大きな音を乗せると言う動作をさせましょう。

【設計】

音量を調整する時に何を使いますか?
ポテンショメータ(ボリューム)です。


1970年代製造の年代物ですのでかなり荒れてますが、こういう物がポテンショメータと呼ばれる物です。

回路図で表すとこのようになります。

これを一般的にオーディオに用いる場合は

このように使います。ボリュームを回す事で、AB間、 BC間の抵抗値が変化し、AB : BCの比率の通りに信号量が分割されるわけです。等価回路を見てもらうと分かると思いますが、Aから入ってきた信号は、R1とR2の比率によりBへと出力されます。

R1が10KΩ、R2が1KΩだとすると、入ってきた信号を10:1の割合で減衰させて出力すると言う回路が出来上がります。もう一つ、R1が10KΩ、R2が0Ωだとすると、入ってきた信号を10:0の割合で減衰させて出力する、という事になり、この場合は出力はゼロになるわけです。細かい事を言うと、実際にはR1とR2の和は一定でありますので、10KΩ:1KΩ、10KΩ:0KΩという比率はボリュームの構成上有り得ませんが、ここでは概要だけ分かれば十分です。

ここまでの回路を、一般的には

アッテネーター(減衰器)

と言ってます。

R1とR2の比率を変化させる事で音量を調節している、というところまで説明しましたが、どちらかを固定させてもOKなのです。

つまりはR1を10kΩに固定させておき、R2のみを変化させる、って事でも音量を調整すると言う目的を達成できます。

大きい音が入ってきたら、R2の抵抗値を0Ωに向かって変化させる事で音量を抑える動作になりますが、これを人間がボリュームノブを回して調整するのではなく、電子的に行っているのが、コンプリミッターの構成の一種です。

【何を使って電子的に抵抗値を変化させる?】

コンプリミッターとは違いますが、かつてはYAMAHAなどが、放送局のミキサー卓にはモーター制御のフェーダー(スライドさせて音量を調整するボリューム)を採用した物もありました。所謂、電気式フェーダーですね。また、RCAなどではゼンマイを使用し、ボタンを押すとゆっくりとフェーダが下がるという物までありました(機械式フェーダー)。しかしどちらも現在では作られていません。

■1:VCAを使う■

Voltage Controled Amplifier。制御端子に加える電圧を変化させると、通過する音声信号のレベルが変化する、といった類の物。アナログシンセサイザーやギターのワウエフェクターなどにも用いられている媒体です。アナログのOptimodでは、

Harris社のCA3080というVCA ICが使われています。実際にはこれはVCAではなく、トランスコンダクタンスアンプと呼ばれる物で、制御端子に電圧を加えるのではなく、電流を加える事で増幅度を変化させる物ですが、原理としてはVCAと同じです。

余談ですが、元々はHarris社が80年代に製造していましたが、90年代以降はインターシル社、ナショナルセミコンダクター社がセカンドソースとしての供給元となり、現在では廃盤となっております。

■2:LDRを使う■

LED+CDSの組み合わせ。LEDの光をCDSセルに当てる事で、抵抗値が0Ωに向けて変化する物で、かつては、オプトカプラーと呼ばれており、VTL5C1などの品種が存在していました。

実は、これは自作可能です。がしかし、一応は製品もありますhttp://akizukidenshi.com/catalog/c/caphca/

左側がCDSセル。右側がLED。後はこれを黒いビニルテープでグルグル巻きにすれば完成です。

LEDを音に合わせてピカピカさせると、向かい合ったCDSセルの抵抗値がゼロΩ方向に向かって変化します。先ほどの回路で言うと、R2の部分にこのCDSをそのまま配置するだけで、後はLEDを制御すればコンプリミッターの出来上がりです。

但し

LDR式のコンプリミッターには欠点があります。それは、同じ回路が2つ必要なステレオ回路で使用し辛い点。上記の向かい合ったLDRを2つ自作したとします。しかし、光が当たった時のCDSセルの抵抗値は2つのLDRでバラツキます。つまり片チャンネルが音量ゼロになったのに、もう一のチャンネルからは音がまだ聞こえている、と言ったバラツキ。2連ボリュームを使った事のある人向けに言うと、ギャンギングエラーと呼ばれる状態が発生し、特性の揃った2つのLDRを作るのは困難と言うのが、ステレオ回路には使用し辛い点です。勿論、市販品であるVTL5C1などでも、完全に特性の揃った物は2つ購入しただけではまず有りません。なので、100個単位で購入し、特性の揃った2つを選別して使う必要があるのです。

■3:FETを使う■

トランジスターでも良いのですが、トランジスターの場合には、直線性の優れた領域で使用しなければ音が歪んでしまうと言う特性があります。勿論、トランジスターを選別すれば上手くいく場合があると思いますが私は知りません。なのでFETです。FETは別名、電界効果型トランジスターと呼ばれています。トランジスターが電流を扱うのに対し、FETは電圧を扱います。

SをGNDとして使用する場合、Gに電圧を加えると、DとS間の抵抗値がリニアにゼロΩ方向に変化します。つまり、前述したアッテネーター回路のR2の部分に、DとSを配置し、Gに制御電圧を加えると音量を抑制する方向に働く回路を構成できます。

こちらも素子により若干のバラツキはありますが、LDRほどではありませんので、ステレオ回路にも使えますね。

■4:専用ICを使う■

入手性の問題で、これはまた別個に記事にしましょう。

■5:DSPを使う■

私の分野外です(笑)。



といった感じで、次回には実際の回路をこのどれかを方式として用いて作成します。




4/14/2017

DSP FMステレオトランスミッター / GX-1 最終完成


gx-oneからGX-1へと改名しました。尚、他のgx-oneと言う個人名、名称とは一切関係ありません。

【SPEC】
発振 : DSP (DDS)
送信周波数 : 87MHz~108MHz(77MHz~87MHz)
送信出力 : 80mW (std) / 600mW (Secret Function)
インピーダンス : 50Ω
プリエンファシス : 50uS / 75uS
電波 : Wide-FM(WFM) ±75KHz / Super Wide FM(S-WFM) ±170KHz
ステレオセパレーション(実測) : 56dB(1KHz), 43dB(10KHz)

【Included Function】
19KHz -26dB LPF & -12dB Notch Filter
8Pole Bass Phased Scrambler
2Band Compressor
HF Clipper
Final Limiter (Clipper)
Pix Stereo Enhancer

【I/O】
USB Bus Power
USB Digital Audio Input(44.1KHz/48KHz)
Analog Audio Input (LR)

【私以外の協力者】

・たっくん(技術部) -- DSP設計
・牛和歌丸さん(技術部) -- USBインターフェイス設計
・石川さん(短波倶楽部/技術部) -- デジタルオーディオ処理ソフトウェア製作



と言うわけで、技術部強力により、構想から設計、製作まで約5年の歳月が掛かりましたが、実は性能的には放送局品質を目指しませんでした。あくまで、市販の車用トランスミッターよりも少し良い音と飛距離、って程度に抑えてます。と言うのは、私は元々、FM放送に対してはAM放送よりかは愛情を注いでおりませんで、今回は、技術部の「フルデジタルでアナログのFM放送をどこまで構築できるか」と言う趣旨との利害一致による物でしたのでね。因みにですが、今回、ステレオパイロット信号をとある工夫をする事で、どのようなステレオ受信機でも、ステレオパイロット信号が発生させる変な音(キュルキュル、サー)が削減できる言う、一応は私の特許ですが(時代遅れという事もあり申請は却下されたやつ)、それを組み込んでます。中電界状態では特に効果が明確に現れますが、実はこれも受信機側の工夫で現在ではDSP技術により削減出来てしまうのですが、私のは送信側での工夫でした。アナログのFM放送が終焉に向かっている事からも時代遅れですわね。

【音聴いてみよう】

オリジナル:


オリジナル:

当送信機GX-1を通し、DSP Radio(シリコンラボチップ)にて受信した音を録音しました。尚、OPTIMODなどの外部音声最適化装置は一切使用しておりません。













4/10/2017

HRD-102 60MHz~108MHz DSP FMステレオラジオ

TIVDIO HRD-102 60MHz~108MHz Portable DSP Radio




アフリエイトではありません。
Amazon.co.jp

メインチップにワンチップDSP FM Reciever IC RDA5807FPを使用したFM専用ステレオラジオです。チップ自体は50MHz~108MHzの間で受信出来ると言うオーバー・ワールドスペック。Aitendoの場合は、キットとしても950円で販売されていますので、ご自分のオリジナルラジオを作る場合はご検討下さい。

細かい事を言うと、HRD-102はディエンファシスがアジア規格の50usでプログラムされており、北米で使用する場合は

レジスタ : 04H
ビット : 11
名称 : DE
セット値 : 0

にすると75usになります。アジア地域で使う場合には、そのままでOK。と言っても拘らなければ75usも50usもあんまり気にする必要は無いのですけどね^-^;。

唯一分かりにくいのが時刻設定。電源を切った状態では下記の操作割り当てになってます。



【ちょっと改造】

そのままでは低音域の特性が宜しくありませんのと、音量がすこぶる大きすぎると言うレビューがAmazon.comのほうでも有ります。そこで、分圧抵抗と、更にカップリングコンデンサー100uFを220uFに取り替えます。コンデンサーは4V耐圧の物でOKです。




所謂、ちょっとしたパッシブのLPFを構成しているだけです。と言っても、RDAチップは相当な高音質ですもので、出口にこういったフィルターは不要と言えば不要ですので、0.22uFのコンデンサー2つはお好みで。

あと、当然ですがDSP形式ですので、消費電流は最大40mA程度になります(実測)。そこはまあ致し方無いですわね^-^。




4/04/2017

FMステレオトランスミッター / gx-one 完成


gx-oneと言う名称は、主要DSPの通称で、たっくんが付けた名称なのですが、好きではありませんのでいずれは変えるつもりです。と言うのは、私のツイッターで、フォロワーさんにgx-oneと言う方がおられますので、その方へのギフトならまだしも、私が使う物にそういう名称を付けるのは気分が良くないですし、gx-oneさんに失礼ですのでね。でも取り合えずは仮と言う事で。しかも、PCのサウンドカード設定では、gx-oneと言うデバイス名になってしまっているのを、ファーム書き換え変更してもらう予定。



ある程度はUSB接続を解しての音質設定は必要ですが、一度設定して書き込めば後はスタンドアロンで使えます。基本的にUSB一本だけで接続し、音声はそのままPCからサウンドデバイスをgx-oneにすれば使えます。ワイヤレス・サウンドカード、みたいな^^。


【私以外の協力者】

・たっくん(技術部) -- DSP設計
・牛和歌丸さん(技術部) -- USBインターフェイス設計
・石川さん(短波倶楽部/技術部) -- デジタルオーディオ処理ソフトウェア製作

【仕様】

送信周波数 : 85~110MHz
送信出力 : 120mW (Max)
音声特性 : 30Hz~16KHz(-3dB)
接続 : USB
サンプリング : 44.1KHz,48KHz (16bit)

【機能】

2バンドALC(Compressor Limitter)
HF Clipper
8Pole Bass Phase Rotator




実は、まだ電源投入時の初期化に失敗する時がありまして、その原因が不明であります。私の作成したマイコンプログラムコードに問題があるのか、それともたっくん側の設計が悪いのか、両者「別に変な部分は無い」っていう一点張りでして停滞中であります。後、短波倶楽部の石川さんの作成したオーディオ処理基本ソフトウェアのせいなのか、小さくデジタルノイズが乗ってしまってます。




足並みの揃い具合が最悪なうΣ(゚∀゚;) 







FM放送用、超簡単パワーアンプ(USB-5V)



※各国の電波法規を守って下さい
*keep the law of your country

USB電源で使えるリニアアンプと言うのは見かけません。12V用のリニアアンプを電圧を下げればそれでも使えますが、どうせならば5V用のバイアス電流までを設定して上げれば、ちょっとした送信出力アップが出来ます。

無資格で出せるのは0.1Wまで。つまり100mWまでですが、凡そ、市販されている車用トランスミッターの標準的な出力は、1mW程度。アンテナを非効率な小さい物にして出力を50mWとしている製品もありますが、USBを電源とする物に関しては1mWな物が多いですね。そこで、それを10mW~50mW程度にまでアップさせる物を作ってみましょう。

余談ですが、1/4λグランドプレーンアンテナから10mWを送信すると、私の実測で、見通しノイズなし飛距離は約1km程度でした。50mWでは2km程度までクリアーでした(カロッツェリアにて受信)。50mWと100mWは全く飛距離に変化無し。とは言っても、私は別にPirates Radio Stationを作りたいと言うわけでは有りませんので(と言うかその志向ならば最低でも10W程度は送信してます)、あくまで送信アンテナが小さいタイプな物を使い、屋内で更に壁越しで満足にFMステレオを飛ばすと言う向きですので、そこまでのパワーは不要なのです。と言うか5V(Max500mA)と言うUSBバスパワー内で出せる出力は、大した事は無く、更に送信部分がDSPの為、そこでかなりの電流消費でありますので、10mW程度が妥当ですわね。

回路です。製作はユニバーサル基板でOKですが、可能ならば反対側に部品を乗せる表面実装の形態を取り、反対側に園芸用の銅箔テープを張ってGNDラインにすると言う作り方をお奨めします。

こんな感じで(裏側に銅箔テープを一面に張ってGNDラインにしてます。つまり背面ベタアース)。

因みに、出力部分にあるLow Pass Filterが入ってませんが、スペアナで見ても大したスプリアスは有りませんでしたので、私は付けずに行ってます。まあ10mW程度で更に屋内用途なら不要かもですわね。

本音言うと、邪魔くさかった(๑≧♉ฺ ≦)テヘッ

私は律儀に50Ωのこあきしゃるケーブルを使いましたが、何だったら適当なシールド線やビデオケーブルなどでもOKです。


注:この回路は5V用です。12Vで使用するとトランジスターが灼熱モード突入しますので、12Vで使用する場合は、バイアス抵抗15KΩを39KΩに上げて下さい。





4/03/2017

FMステレオDSPポケットラジオを170円で作ったのである


まずこの170円ラジオ、凄まじく音質と感度が良いです。因みに170円と言うのはケースと充電ユニット、電池ボックス、リチウムイオンセルなど全て合わせたコストです。

いつものチャイナタウンにあるウォンさんのショップにて1個70円(70¢)。相変わらず2個で50円(50¢)。




これだけしか入ってません。

え?

回路図とか説明書は?


そのような疑問を持つのは駄目です。少なくとも私にとっては、プリント基板と部品がセットになっているだけで十分過ぎます。ただ、回路図くらいは欲しかったですが、

使用されているICのデーターシートさえ見つけられれば、例えそこに参考回路が載って無くても、パックになっている部品から読み解けばOK。流石に入門者用キットではありませんが、


ですがね


それがね



このICのデーターシートが見つからない、と言うΣ(・∀・;)



で、いつものフォーラムを覗いていると、どうにもこのICは携帯電話や玩具用の組み込み産業用な上、使い方は1つしか無いので、公開されているのはデーターシート、と言うか簡単な仕様のみであるようです。データーシートが無いってのはちょっと楽しみが削がれる気もしますが、フォーラムによりますと、アジアでは巨大な半導体企業でもある中国のシンセン電子様が作られていたようです。既にディスコンになっていますので、大量に作ってしまった在庫を使って、中国のお隣り香港のガレージキットメーカーがサクっとキット化したようですわね。ですが、回路図はともかくとして、せめてどの部品をどこに差し込むのか程度の簡単な表程度は、チラシの裏にでも印刷して添付して欲しかったところです。

とりあえず、基板を目視で追って回路図を起こしてみました。

改良ポイントとしては、C1, C2の100uFを220uFに変更する事で、低域が20Hz程度まで延びます。あと、電源インジケーターはQ1により、Output端子に出てくる内部電圧を検出してLEDわ光らせていると言う工夫がされてました。つまり、ちゃんとICが動作しているかをout(L)に乗っているバイアス?電圧をQ1でスイッチして、LEDを光らせているわけですね。そういえばこのラジオの電源は、スライドやトグルなどの電源を直接接点接続するのではなく、タクト・プッシュスイッチによるソフトスイッチが採用されていますので、電源ランプを付ける場合にはこの方法くらいしか無かったのでしょうね。

約10分程度でサクっと組み上げて


小型のプラケースに、スイッチの穴の幅を合わせて穴を開けつつ、ついでにスイッチを横に倒しました。

右下のは、リチウムイオンセル充電ユニット。スマホ、PCのUSBからの電力で充電できます。充電電流は400mAに改造済み。充電しながらもラジオとして使えます。

5000mAhのLi Ionセルを取り合えず入れて充電中。充電が完了しますと、赤が消えて青が点灯します。

USB端子付きのケーブルが無かったので、壊れた古いマウスのUSBケーブルをぶった切ってMicro USB-B(Micro-B)タイプのコネクターを付けてなかなかのコンパクト感(♥^-゚)v。

5000mAhのリチウムイオンセルですので、充電には約10時間。

消費電流は、実測で22mA程度。ですので、連続動作可能時間は、200時間程度。

受信音はいずれ公開します。

とりあえず、170円でここまで遊べてしまい、尚且つDSPですので無調整で、部品の付け間違いさえなければ一発で動作しますね。と言うかウォンさんのショップにはいつもお世話になっているので、簡単な、どこにどのパーツを差し込めば良いのか、後は簡単なマニュアルを作って渡しておきましょうそうしましょう。