5/26/2015

素敵なアンティークラジオのページ

往年の名器と言われるアンティークなアーティクルがたくさん。
http://www.sparkbench.com/sparkbe2.htm

そして、このようなアンティークなラジオを風格そのままに自作されているのがこちら。
http://www.sparkbench.com/homebrew/homebrew.html



私がラジオが好きなのは、その中身ではなく、アンティークな家具としての趣向があるのです。私のじっちゃんが、ある日突然、ラジオの電源を入れなくなってしまったのは、家具としての趣に目覚めたわけではなく、近年のラジオから流れる音楽が、ケイティーペリーだったりエミネムだったり、ビルボードヒットチャートから借りてきたようなチューンばかりなのが原因だったようで、私がAM送信機をプレゼントしてあげてからは、再び家具からラジオへと舞い戻ったのは言うまでも無いですわね。これらアンティークな媒体は1950年代のデザイン。そこから聞こえる音も50年代であってこそ、初めてマッチングするのだと思います。勿論、振幅変調された音質と言う観点からも素敵なのですが、やはりアンティークは目で見て楽しむ事も必要なのです。

ただ、じっちゃんがこういった物の幾つかを博物館に寄贈した事については納得行きません。せめて存命中は手元に置いておくべきだったのでは、と私は思ってたりします。手放した理由は、例え現代音楽による侵食感があったとしても、家具としての素晴らしさがあるわけですからね。因みに全く動かなくなったこれらのアンティークでも、モノにょってはフェラーリーが買える値段で取引されてたりもしますのは、インテリア家具としての価値があるからなのですよね。



最初に紹介させて頂いたのは、主に1920s~1960sの真空管タイプのアンティークでしたが、こちらは、時代が繰り上がり、1970s付近からのアンティーク。真空管から半導体トランジスターへと時代が進みます。とはいってもやはり、どことなく暖かい流線型フォルムなアイテムだったりします。真空管ラジオは価格的にも高価ですが、このようなトランジスター式のラジオ、特に卓上型などは比較的安価に現在でも手に入ります。ただ、トランジスターが世に登場した付近の、所謂、半導体製造技術がまだ発展途上の時代の物は、経年劣化により、そのままでは動作しない中古品も多いのです。とは言いましても回路的には簡単な部類で、現代のトランジスターに置換して上げる事も可能ですので(当時のトランジスター特有の性質は味わえないでしょうけど)、リペアしてコレクションされている方も多いです。後は、ボリュームのガリやスイッチの接触不良など、この辺りは、接点潤滑やサビ取りなどである程度はカバー出来そうです。