USB 2.0 Micro Bジャックが、入力元となり、そこから電圧を入力しますと、とりあえずバッテリーへの充電が行われます。但し、USB Micro Bが接続されて充電中は、2つのUSB出力端子へは電力が供給されません。つまり、充電とUSB出力は排他使用と言う事になります。そして、充電の具合は背面のLED4つによって表示されます。4つ全てが点灯する状態になれば、フル充電と言う事になり、完全に充電がMAXに達しますと自動的に充電電力の供給が停止します。後は、USB Micro Bへの入力を外せば後はバッテリーから2つのUSB端子へと電力が供給されます。但し、背面にあるプッシュスイッチを押さなくては電力供給は開始されません。また、2つのUSB端子のどちらかに負荷が接続されていない上体が数十秒続きますと、バッテリーからの供給も遮断されて待機状態となります。バッテリーから使用している最中は、4つのLEDはバッテリーの残量を示します。
因みにバッテリーはリチウムイオンバッテリー電圧3.7Vですが、これを5.2Vへと昇圧してから、2つのUSB出力ポートへと電力が供給されます。凡そですが、1A程度の出力が各端子で取れるようです。
しかし、色々と謎な構成ですので、その辺も踏まえて、ここからの情報はもしかすると間違っているかもしれませんのでご留意下さい。
裏面
まず、商品ページでは、この裏面の存在が不明でした。そして、このブログを書いている現在も、この背面にある14Pin SOPパッケージのICが何なのか、全く見当も付いておりません。因みにこのICの機能と思われるのは、バッテーリーなどの電圧を4つのLEDで表示、つまりバッテリー残量表示の機能、そして、2つのUSB出力端子に接続される負荷の監視と言う機能が備わっている物と思われます。一見しますと、単なる電圧コンパレーターだとすると、LM339などの汎用コンパレーターであると思われましたが、LM339では3番PINがVCCとなっていますが、この謎ICの3番ピンは、LED出力になっております。
実際に動作を見てみましょう。
そして、更に困惑しましたのは、8205Aと言う型番。
まずこれに注目しました。8205Aと表記されたICですが、と思ってたのですが、どうにもこれはMOSFETらしいのです。
データーシート。恥ずかしながら、SOPよりも小さいTSSOPパッケージで更にそれなのにもPower MOSFETである、という存在を知りませんでした。こんなに小さいのにPower?と言った感じです。
で、ここまでは良いのです。問題は次。
現段階では、かなり謎なモジュールキットとなっております。
[仮にこれらが単なるFETならば]
そうなればですよ、では充電管理などを一挙に行っているのは、背面に付いている14Pin ICなわけですが、動作からして単純なコンパレーターでは無いのは確か。恐らくは専用の充電管理IC、又はマイコン?と言う事も考えられますが、SOPパッケージで色々と調べた物の、背面のICが何なのか、全く不明であります。
判明しましたら追記します。