ゲットしたこういうジャンク扱いのメーターユニットがありまして、これ自体は単なる電圧計であります(内部構造からの推察)。でもってこの状態だと寂しいですので、色々と工夫していきます。
【メーターのゼロ位置】
そんなに古いメーターでは無いようですが、左端に針が到達した時に、内部の金属フレームに当たったりしますのと、ゼロ位置があんまり正確ではありませんでしたので、メーターの(ゼンマイ)バネを半周分だけ短く、つまり張りを強めました。フロント、リアの両方にゼンマイがありますので、両方を均等にピンセットなどで半周分短くして、再度ハンダで接続。と言ってもこの作業って別にこのブログに来られる方々ならば朝飯前ですわね。
【メーターパネルを作る】
Photoshopを使ってこういう感じで作ります。Photoshopを使っている方の為に、どのように作ったのかが一発で分かるように下地レイヤーを全て表示させた状態が↑です。パネルを作るメーターの張りが、どこからどこまで振れるのか、つまり振れ角幅が何度かを事前に計測しておきます。要するに、針の左端から右端までの範囲ですわね。
【プリントしてメーターにはめ込み&バックライト】
以前は実際のエレメント電球に拘っていたのですが、2016年に登場した特定のケルビン範囲をCOB実装にて実現したLEDにより、ほぼ実際の電球との見分けが付かなくなりました。電球に拘っても良いのですけど、いかんせん耐久年数を長期間持たせる為には電球への突入電流を瞬時にではなく、ジワジワと電圧がかかるようにするなどと言った工夫が必要になりますので、今後はLEDで参ります。で、バックライト用途として120mA標準電流LEDを、15mAにて点灯しています(3V LED直列2つ=6V)。
メーター背面の空いている箇所にドリルで穴を開けて、LEDへの電流供給端子を付けます。写真には写ってませんが、プラスラインにはE-153定電流ダイオードを入れてますので、6V以上加えておけば明るさは変化せず、最大50Vくらいまでの範囲でバックライトが機能する、とまあレトロメーターとは相反してここは最新のテクノロジーでありますわね。
でまあ後は、このメーター自体は正しいVU特性ではありませんので、対数駆動増幅アンプ(可能ならば1/2乗、1/4乗圧縮)を介してフリフリさせれます。