6/02/2015

ちょっとVUメーターの回路を色々と考えてみてフリフリしようそうしよう

昨今、VUメーターを振らせてYoutubeにアップされている方がおられますが、中には、「それ単なるワイパーじゃん」な人も多く、とても勿体無いのです。勿論、しっかりと対数増幅特性を持たせた物、或いは、メーターそのもの、つまり物理機構として、その特性を持つ物を利用するのも良い物です。がしかし、一番ダメなのは、単なる直線的な表示特性を持つ電流計を、このVUメーターとして使用する場合、そのまま音声を直線的に増幅して整流している場合、音声の持つダイナミックレンジ(小さい音から大きい音の幅)によって、小さい音には反応せず、大きい音のみに急激に反応する事から、ワイパー状態になっている例が宜しくないです。


OPアンプは単電源のやつを使用しましょう。LM358とか。音声を処理して出力ってわけではないので、安いOPアンプでOK。

原理は簡単で、オペアンプにて5dBくらい増幅してあげつつ、半波整流。33uFで平滑しつつ、1Kと510ΩとLEDにて、リミッティング特性を持たせます。勿論完璧ではありませんが、

このようなカーブが理想的です。勿論、今回はLEDを使いましたが、通常のダイオードの順方向電圧特性を利用してもOK。510Ωは固定にしてますけど、この抵抗値を変える事で、ピーク値を設定出来ます。

本格的に、よりVUカーブを描くようにするならば、以下のように。
なんかこれだったら、帰還ループ内にトランジスターかFETをぶち込んで対数特性を持たせたほうがいい気もしますが、簡易的には、これでもかなり使えますね。小さい音でもある程度振れますので、お奨めです。

最初の回路で、早速やってみましょう。今回はPCBを使用せずにブレッドボードで。

音源は、KIKORI Radioを。