6/01/2015

KIKORI YR RADIO (for YO!Zyee)ほぼ完成(地球の裏側の信号や遠く木星からのメッセージすら受信するラジオ)

プレゼント用、木箱ラジオであるKIKORI YR RADIOが、ほぼ完成に至りました。一度でも作り方が確立されますと、それがほぼ雛形となり、次に同じ物を製作する場合はスムースに製作が可能となりますね。

地元のラジオ局ならば、文句無しに入ります。

流石にちょっと離れたラジオ局(1190KHz KEX オレゴン州)は、これが限界。でも外部アンテナや、このラジオを外に持ち出せばMAXに振れますわね。

では内部紹介。

イタリア製のミドルエンドな真空管ラジオに使われていたスピーカー。1960~70年代製造。中古ではなく、倉庫にずーっと保管されていた物を4個(2個80$)ゲットしました。

惜しみなく投入です。

自作回路のスイッチング電源を特注です。切り替え周波数は3MHz。チョーキングコイルは30H~50Hという高インダクタンス。

失敗した回路設計の数々。

とりあえず、紆余曲折を経ての完成です。いや,ほぼ完成で、後は、メーター部分のバックライトと、与力があれば、音ピカランプを。


折角なのでKEX 1190KHzをそのまま受信してみましたが、めっちゃ遠距離なのに、この通り。まあ流石に、GND面積が小さいので、手を近づけると、身体がアンテナの役割になってしまい、感度が一時的に上がりますので、使用する場合はアースラインをしっかり取るとGoodですね。方式は、2段構成のスーパーヘテロダイン。CFU455KHzを2つ使用してますので、その効果もあってか、選択度はかなり良いです。がしかし、チューニングはシビアです。シグナルメーターがありますので、一番強く振れる部分に合わせればOKです。

電池での駆動も可能で(と言うかKIKORIラジオは電池駆動が標準の設計です)、AA電池を4本使用。アルカリAAを使用してチェックしましたら、音量にもよりますけど、連続稼動は約80時間程度。エネループや、パワーエナジー、エボルタなどが経済的。需要があるとは思えないので回路図は非公開。

余談ですが、夜間は1242kHzのニッポン放送(たぶん)も微かに入ります(アウトレットラインアンテナ使用)