5/28/2015

じっちゃんから言われた「ありがとう」とは違う何か

2年前に100歳の誕生日を迎えた私のじっちやんですが、前のブログでも書きましたが、プレゼントとして、トランスミッターを手作りして渡したのです。

「ありがとう」

という言葉は大切である、と前回のブログで挙げましたが、実は、2年前にじっちゃんから貰った言葉は、私にとって究極の「ありがとう」になりました。

それは

「すまない○○(私の名前)。・・・・(約2分の沈黙)・・・・この世で最高の感謝を示す言葉を俺は知らないんだ。だが、「thank you」は使いたく無い。だから「IMAMADEDE ICHIBAN SAIKOU NO OKURIMONO WO ARIGATOU(今までで一番最高の贈り物をありがとう)」」

じっちゃんは一応日本人なのですが、例の戦争の一件もあり、私はじっちゃんの口から日本語を聞いた事が無かったのです。そして、この時が、恐らくは後にも先にも唯一の日本語になるでしょう。

それぞれに感謝を示す言葉があると思います。感謝って、誰にでも出来る事なのですが、逆に、誰もが出来る事ではない。当たり前に出来て当然だから、当たり前にやらない。どの捉え方をしても、

何かを授かったり、施しを受けたら、感謝を示す

これは、理想ではなく、義務だと思います。もしもあなたが、人間という生き物であるならばね。